日々デザインをしている中で、 “本当に気に入るものがなかなかないのよねぇ” と思うアイテムがいくつかあります。 その一つが、取っ手・ハンドル類。(日本にも素敵なハンドルはた~くさんあります。あくまでも『私』が個人的に気に入るかどうかの基準です!)

すっきりとシンプルで、フォルムが美しく、ちょうどよいサイズ・ボリューム感、色味、質感、子供っぽくない可愛らしさ、甘くならないエレガントさ。

+今デザインしている家具に似合うか、、、そういうことを求めてもの選びをすると、見つからないのです、なかなか。
ヨーロッパの高級金物ブランドには当然デザイン的な条件をクリアするものが沢山あるのですが、予算と時間的余裕があるプロジェクトであればいいのですが、価格が1本1万円以上で納期が2ヶ月、なんて言われたりするとハンドルが10本必要なオリジナルチェストのコストも納期もいっぺんに膨らんでしまいます。

デザイン性とコストのバランスで探し求めた、マットな真鍮色のハンドルが上のもの。(実際はもっとソフトな色味です) 私のデザインするオリジナル家具や収納扉によく登場するこちらは、アメリカのメーカーのものです。送料もばかになりませんのである程度まとめ買いしてストックしています。

 

こちらは最後のストックを使い切った、少しデコラティヴなシルバー色のもの。トイレや洗面所で米・コーラー社のマーゴ―シリーズデボンシャーシリーズの水栓金具やアクセサリーを使う際に相性がいいので収納扉によく使います。

 

美は細部に宿る。
そして毎日使うものは ”うふふ” と思いながら触れていただきたい、と思いながらデザインしています。