遅ればせながら、新年のご挨拶を申し上げます。

年明け早々、胸の押しつぶされるような災害や事故が続き、なんとも痛ましい幕開けとなりました。
被災された地域の皆様にお見舞い申し上げます。また災害と事故でお亡くなりになられた方々へ、心よりお悔やみ申し上げます。私共も、離れたところからではありますが、想いを寄せ、出来る形での支援・協力をしてまいります。

さて、皆様の2023年はどのような一年でしたでしょうか。
私には「光陰矢の如し」、今までで一番速くあっという間に過ぎてしまったと感じる一年でした。 このブログも更新ができておらず、、、なんと最後の更新が22年2月、、、アトリエファヴォリさん、まだお仕事してるのかしら?と思われてしまいそうですね!   時間を遡りまして、、、ご存知の方も多いかと思いますが、22年7月、弊社の輸入販売事業部 Authenterior  の路面店ショールームを赤坂にオープンいたしました。予約制のショールームでは、現在わたくし石黒が全てのお客様のご対応をさせていただいていることもあり、インテリアデザイン事業と併せて慌ただしくあっという間に1年が過ぎてしましました。

また、普段は インスタグラム で日常や仕事での一コマを投稿しておりますが、たまたまですが一昨年の後半から昨年にかけて、諸事情により撮影や公開NGのご物件が続いたり、現在進行中のだったりであまりインテリアデザイナーらしい投稿やウェブサイトの施工事例の更新ができておりませんで恐縮です。

そんな中、つい先日お客様の一言がとても印象に残ったのでご紹介させてください。

遠隔地に購入されたマンションを地元の工務店さんでリノベーションされるにあたり、デザインコンサル* だけご依頼くださったお客様とショールームでお打ち合わせをしていた際、私の提案に対してご主人様がポツリとおっしゃった

「はぁ~すごいなぁ、全てのことに理由があるんだなぁ。。。」

という言葉。プロにとっては当たり前の事ではありますが、そのポイントに気付いてくださったということ=私を雇ってくださった価値をしっかりと理解していただけたということでもあり、とても嬉しかったのです。

間取り、位置、向き、サイズ、色、素材、椅子一脚、アート一つ、何を決めるにも、どんな些細な事でも、必ず明確な判断理由があります。 プロにとって “一般的だから” ”合いそうだから” “お洒落だから” は選択の理由にはなりません。 お客様の求める、今後のライフスタイルや要望に沿っているか、デザイン的にコンセプトに基づいているか。 一般の方がリーチできる何十倍、何百倍もの情報量を基に明確な理由を持って選択しご提案するのが私の仕事です。

そしてお家づくりをご一緒させていただいたお客様が口を揃えて「みんな絶対にプロに頼んだ方がいい!」と力強くおっしゃってくださるのは何よりも嬉しいことです。

アトリエファヴォリは今年も、ご自身らしい快適さと美しさを求めるお客様と、お気に入りの空間づくりをご一緒してまいります。本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

ファヴォリインターナショナル株式会社
Atelier FAVORI
石黒久美子

弟・雅史による日本画『龍図』 100号変形

 

* 現在、新規のお客様のデザインコンサルはお受けしておりません。リピーターのお客様のみとさせていただいております