イギリスから取り寄せた、かなり個性的な現代作家さんのアートプリント。
あるお客様のお宅の廊下を楽しく彩ります。

お客様とアートや壁紙のご相談をしていて実によくあるのが、「私、こういう感じも実はすごく好きなんですけど、この家のインテリアには合いませんよね?」というご質問。
この質問の回答は Yes であり No でもあります。

まず第一に、ご自宅に飾られるアートの最大の選択基準は、”好きか嫌いか” である、ということ。
そしてインテリアはファッションと同じくその方自身を表すものである、ということ。(インテリアはファション以上にその方の歴史と教養を表すものでもありますが。)

先ほどの質問の答えに戻りますが、家中を一つのトーンで揃えきるのであればコンセプトからはみ出る異系統のアートを取り入れるのは No です。
でも、お部屋ごとにコンセプトを変えてそれぞれの空間を別物として捉えるのであれば Yes 、むしろウエルカムです。そして私個人的には後者の方が好みではあります。
例えばリビングダイニングが大人っぽいシックなインテリアだとして、廊下やトイレにとても華やかだったりPOPだったり全く異なる系統のアートを飾るもの素敵だと思います。

それもその家に住む方の別の一面、個性、幅の広さを表すということになります。

 

 

アートはアクセサリーです。

一度選んだらそれをそこに一生飾り続ける訳ではありませんので、もっと気楽に選んだらいいと思うのです。
黒いシンプルなドレスであれば、たわわな真珠のネックレスや、カラフルなアクリルの大きなブローチや、シンプルに一粒ダイヤのネックレスや、はたまたファーを合わせたりと、アクセサリーの装い方はその日の気分やTPOに応じて様々。アートも同様に楽しんでいただきたいのです。

なのでアートの選び方、こう言ってしまっては身も蓋もありませんが、実は『何でもあり』なのです。

 

但し、注意ポイントが2つ

①異系統の物を組み合わせるにしても ”芯” は必ず残すこと。
色でもモチーフでもストーリーでも、空間を繋ぐ何かしらのテーマを通すのが家中のインテリアを空中分解させないポイントです。

②ジャンクを使わないこと。
例えばPOPな60年代のアートポスターがお好きなら、町の雑貨屋さんで売られている大量生産品ではなく、できれば当時のオリジナルを探す、難しければ印刷方法や紙質にこだわったプリントを探すということです。

こちらのお魚や肖像画のアートプリントは、イギリスの現代の作家さんのエディション100までの限定のもの。 裏にはこうしてエディション番号とサインが入り、紙の質は勿論のこと、印刷とはとても思えないクオリティの高いものです。

 

アートの種類には格順があります(これについてはまだ今度)。 リプロダクションやプリント (印刷物)を使う際にはクオリティがとても大切です。 たとえそれがどんなに突飛なものであっても、クオリティにこだわることで、下品になったり、トンチンカンになることを回避できます。

 

「これ合うかしら?」
「アートのことはよく分からなくて。」

Non non, Madame !!  (←名探偵ポワロ風に)

お好きなものを堂々と。 ”これも私よ!” と、お家中をお気に入りで満たしましょう♪