2月14日のヴァレンタインズデーに、夫とミュージカル『ラ・マンチャの男』を観てきました。

ただただ素晴らしかった。
心に染み入る松本白鸚さんの声、台詞、佇まい。

この公演を最後にこの役を引退されるというのがとても寂しく、無茶な話ですが自分が70歳になった時にまた味わいたいと思わされる舞台でした。

松たか子さんをはじめ、実力派の出演者の方々も素晴らしかった。
何度も応えてくださるカーテンコールの後、エンディングの演奏の最後の位置音が終わっても、鳴り止まないスタンディングオベーションは、会場中の観客全員がいつまでもその世界に浸っていたいと思っているようでした。

深い余韻が心に刻まれる公演を観られ、とても幸せな夕べでした。