マギーズ東京という施設をご存知でしょうか。

英国発祥のマギーズセンターは、癌を経験した方、そのご家族、ご友人など癌に影響を受ける全ての人が気軽に訪れられる相談支援の場で、東京には豊洲にそのセンターがあります。 マギーズの運営は全て寄付によって支えられているとの事です。 以前からそのセンターについてはお話を伺い存じ上げておりましたが、今回初めてチャリティーコンサートに行き、活動について伺って参りました。(今回、お恥ずかしながらチケットはご招待にて頂戴しました為、その分募金箱にしっかり寄付をしてまいりました☆)
私も最愛の祖父を癌で亡くし、また友人の一人も幼子を抱えながら十数回に及ぶ手術を繰り返し特殊な肉腫と戦い続けており、きっと私に限らず癌は皆さんのごく近くに存在しているものだと思います。 そうした中、特に癌を抱え戦っていらっしゃる方にはこういう施設の存在というのはとても心強い支えとなるのではと思います。


さて、若きアメリカ人バイオリニスト・ベンジャミン ベイルマン氏とピアニスト・江口 玲氏による演奏は本当に素晴らしいものでした。
バイオリンは弦と弓との摩擦で音の出る楽器ですが、まるで弓が弦に触れずその間の空気の振動で音が奏でられているかのような、言葉では表現しきれない繊細さと軽やかさに満ち溢れたその音色は、ベイルマンの卓越した技術と、そして彼の使う1709年(310年前?!) 製のストラディヴァリウスの魔術とが共鳴しての賜物だったのだと思います。あのような演奏を聴けたことは大きな大きな幸せでした。

日々の業務に忙殺され、なかなかボランティアやチャリティーに積極的な活動が叶いませんが、こうして出来る限り出来る形で参加していきたいと思います。