イギリス、ヴィクトリアンのシュガーポット。
アンティークのシルバーのティーセットのシュガーポットはミルクピッチャーよりもはるかに大きいです。当時、高級品だった砂糖をお客様に大きなポットでふんだんにお出しするのも一つの富の象徴でした。 砂糖が一般的になっていき、時代と共にシュガーポットのサイズはコンパクトになっていきます。 そういえば使わないですね、シュガーポット。私が子供の頃はグラニュー糖の入ったシュガーポットが家にありましたがいつの間にかスティックシュガーや固形のお砂糖ばかりですものね。

そんなしっかり大きいシュガーポットを我が家ではキッチンカウンターでペン立てにしています。たっぷり大きいのでハサミもカッターナイフも何でも入ります。 ミルクジャグの方はチャッカマン(なんて色気のない色!)とスニッファー(火消し)のキャンドルセットを。 これらは銀無垢ではなく一般的で手頃なシルバープレイテッド(銀メッキ)なのでカジュアルに普段使いしています。

これは夫のデスク用品。個人的にラタンとシルバーの組み合わせが大好きです。 メモ帳や電卓を入れているラタンのトレイの中に、やはりシルバープレイテッドのミルクジャグに背の高い文具を、シルバーのマグに背の低い文具を、エッグスタンドにクリップを。
少しずつ気に入って買い集めた銀器たちをこうして使っています。

こちらは大きなゴブレット。飲み物のためのカップですが花瓶にしています。 これもシルバープレイテッドの掘り出し物。
ちなみに後ろに見えるペッパーミルは現代もののステンレス製(笑)。トレイはビクトリアンのシルバープレイテッドです。テーブルからトレイを持ち上げやすいように足がついています。

同じく花瓶として使っているのが背の高めのピッチャー。 水切りを繰り返しすっかり丈の短くなったお花を活けるのにも何となく格好がついて重宝します。

こんな使い方は邪道化もしれませんが、気に入ったものをいつも目にする場所で使う事で、見る度に小さくて大きな幸せを感じる事ができるのです。
また、はぐれてしまい単品になったシルバーの器はセットと違い手頃な価格で買えるのも魅力です。 今回のV&A Marketではこんな普段使いの出来る単品アイテムを色々ご用意しています♪

また次回、別の使い方もご紹介したいと思います。

Boutique Salon de Ailes D’or & FAVORI V&A Market
日時:2019年11月30日(土) 12月1日(日)
12:00 ~ 19:00
場所:アトリエ ファヴォリ サロン
東京都港区南青山6‐2‐2 南青山ホームズ204
03-6427-3203
*ご予約は不要ですが、初めてのお客様は事前にお電話または
メール infoアットマークatelier-favori.com にてお気軽にご一報くださいませ。