先日、良いものとお手頃価格のモノを上手に混ぜて、でも安っぽくならないインテリアにするにはどうしたらよいか、という質問を受けました。今までの実例をもとに何がコツなのかを考えてみました。

上の寝室の写真で見てみましょう。

目を引く壁紙は私の一番のお気入りの英・Cole&Son社のもの。
麻のベッドリネンとクッションカバーはザラホームとメゾンドファミーユ。
ヘッドボードはオリジナル製作ですが、ヘッドボードと共布のフリルのクッションは私がデザインしお客様が手作り。
お客様が元々お持ちだったナイトスタンドはIKEA。
北欧デザインのナイトテーブルは国内メーカーのもの。

何かポイントか気づかれましたか?
『色柄やデザイン性の強いものは本物を、オーソドックスなデザインのものをお手頃アイテムで』
どこのものか一見分からない物でお手頃アイテムを混ぜるのが、品のあるミックスコーディネイトのコツです。インテリアプランのご参考になれば幸いです。

余談ですが、私はそのお手頃アイテムをゆっくり、少しずつ、お気に入りの『本物』に買い替えて行ってほしいと願っています。
ベッドリネンは一日の3~4分の1肌に触れるもの。ナイトスタンドは質の良い睡眠に入る前の大切な光。良いものは作りやテクスチャー、視覚から入る刺激も含め生活の質を上げてくれます。
ファッションと同様、ご自身のグレードアップに合わせてインテリアもランクアップさせていってほしいのです。