この写真は先日納入完了したご物件のリビングルームです。
ソファの上に掛かっているのは140cm角サイズのエルメスのシルクスカーフ。『ここにはオレンジ系の巨大なスカーフをアートとして飾りたい!!』と何店舗もエルメスのショップを巡り、二子玉川店で出会えたものです。
スカーフのお話はこれくらいにして、今回お話したいのはインテリア アートの飾り方です。
パリで開催される世界最高峰のインテリアとデザイン関連見本市「メゾン・エ・オブジェ」でラグジュアリーブランドのブースを回っていた時に気づいたことがありました。
どこも、ソファ、マントルピース(暖炉)、コンソールテーブルの上などに巨大なアートをド~ンと飾っています。
これまで壁のデコレーションといえば、複数の小振りなフレームやミラーなどをバランスよくレイアウトして飾るのが定番でしたが、近年のヨーロッパでは英国の高級壁紙ブランド De Gournay(ドゥゴーネイ)に代表される花鳥風月や風景が描かれた壁(紙)を一つの大きなアートに見立てて、それに重ね合わせるように絵画やタペストリーなどの巨大なアートをダイナミックにド~ンと飾るのがトレンドになっています。
天井が低く、壁面の少ない日本の住宅事情ではなかなか難しいかも知れませんが、迫力と存在感のあるアートの飾り方、上手にカッコよく取り入れて行きたいですね。