1月のパリ・ロンドン

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Paris, Paris, happy to be back.

1月18~24日パリ、24~25日ロンドンの出張でした。

滞在中の気温は最低気温-6℃、最高気温が0~4℃と寒い日が続きましたが、風がなく、しっとりとした湿度でしんしんと冷たいヨーロッパの寒さは嫌いではありません。

写真は着いた夜のギャラリ ラファイエ。 パリはソルド(セール)の真っ最中、誘惑も多いです(笑)。

パリの見本市や街の様子、ロンドンのアンティークフェアの様子など、数回に渡ってご紹介して参りたいと思います。

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BIID Merit Award 2016

私も所属しておりますBIID 英国インテリアデザイン協会の年次総会が先週ロンドンで開催されました。 その中で、インテリアデザイナーの大先輩でもあり私の師でもあるロンドン在住でご活躍の澤山乃莉子氏が BIID Merit Award 2016 を受賞されました。

メリットアワードとは・・・
毎年BIIDメンバよりノミネートされたメリットアワード対象者が評議会により審議され決定され、決定者が出ないこともあります。 その審査基準は3つ。
1:インテリアデザインオフィスとしての評価に値するプロジェクトと活動を長年にわたり行ってきたか
2.協会の発展のために貢献を行ってきたか
3:デザイン教育を広い範囲にわたり行ってきたか

法令順守に則ったレベルと完成度の高い仕事、BIIDの入会審査の面接官や国際委員長としての長年の貢献、日本のプロマーケットにおけるインテリアデザイン教育、啓蒙、普及活動の実績、また東日本大震災後に興した壁紙プロジェクトにおけるボランティア活動の意義などが評価され今回の受賞へと繋がりました。
これは大大大快挙であり、大変な栄誉であり、私も本当に誇らしく嬉しい気持ちでいっぱいです!

本当におめでとうございます!!

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アートの飾り方の潮流

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 この写真を撮った時点ではまだTVボードが入っておらず未完成の状態ですが、
つい先日完了し現在撮影待ちのご物件のリビングルームです。

ソファの上に掛かっているのは、1月のパリ出張直前に大慌てで額装に出していた
140cm角サイズのエルメスのシルクスカーフ。
”ここにはオレンジ系の巨大なスカーフをアートとして飾りたい!!”
と何店舗もショップを巡り、二子玉川店で運命の出会い。
入店5分で「コレ頂きます」と即決でした。

スカーフ ストーリーはさて置き、今回お話したいのはインテリア アートの飾り方です。

先にも触れた、パリ出張の目的の一つでもあるインテリアの見本市の会場内、
特にラグジュアリーブランドのブースを回って驚いた事が!
どこも、ソファ、マントルピース(暖炉)、コンソールテーブルの上などに
巨大なアートをド~~~ンと飾っているではありませんか。
(出発前にスカーフを額装に出していた私が
心の中でガッツポーズしたのは言うまでもありません・笑)

ここ暫くのスタイルとして、複数の小振りなフレームやミラーなどを
バランスよくレイアウトして飾るのがお洒落な壁のデコレーションの定番ですが、
最近のヨーロッパのインテリアを観察していますと、
英国の高級壁紙ブランド De Gournay に代表される様な花鳥風月や風景が
描かれた壁(紙)を一つの大きなアートの様に見立てたデザインと併せて、
絵画やタペストリーなどの巨大なアートをダイナミックにド~~~ン
と飾る手法が着々と増えつつあります。

天井が低く、壁面の少ない日本の住宅事情ではなかなか難しいかも知れませんが、
迫力と存在感のあるアートの飾り方、上手にカッコよく取り入れて行きたいですね。

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