オーバーヘッドシャワー

先日、事務所のすぐご近所、ブルーのタイル張りのTOTO乃木坂ビルのセラトレーディングのショールームに行って参りました。

探していたのはオーバーヘッド シャワー、レインシャワーとも呼ばれる、上部に固定されているシャワーです。

こちらはシャワールーム又はホテルのようにバスタブ上につけ、立って浴びるタイプ。

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日本の一般的な浴室には、床座の高さに吐水口のあるこちらのタイプです。

image1お湯の温度調整やオン/オフの位置が低いのが立ってシャワーを浴びる時には少々使い辛いですが仕方ありませんね。

我が家も引っ越しを機にオーバーヘッドシャワーを導入しました。
このタイプのシャワーがついている海外のホテルではハンドシャワーはついていないことが多く、そのイマイチな使い勝手にあまり良い印象がなかったため、実は見た目重視で導入(笑)したのですが、意外な事に?! スゴクイイ !! お湯が頭のてっぺんと肩に降ってくるのでとても温まるのです。 シャワー派で湯船に浸かることが少ない方、朝シャン派の方には特にお薦めです。

見た目という点ではオーバーヘッドシャワーだけの壁面もすっきりしていて格好良いのですが、髪を洗わずにシャワーを浴びる時、また浴室のお掃除のためにもハンドシャワーもあった方が宜しいかと思います。      今後のバスルームのご計画のご参考まで。

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待ち人来たる

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冬にロンドンにオーダーしたチェアが、春にフランスの工房から出荷され、船に乗ってようやく東京までやって来ました。

イギリスでは殆どの高級家具は “bespoke  ビスポーク” 、いわるゆるオーダーメイド対応となっています。 それは注文してから製作に入るというだけではなく、見本のデザインを基に例えば椅子であれば本体の塗装の色、座面の高さ(脚の長さ)、張るファブリックの種類や色、鋲の色まで、細かい指定が出来るのです。 チェストなどの収納家具においてはデザインをそのままにサイズ全体が変更可能なものも多いです。
なぜそこまで細かい注文ができるかというと、やはりそれは日本のように「お店:お客様」ではなく、「お店:プロのインテリアデザイナー」という図式がそこにあるからではないでしょうか。 プロのデザイナーが色やサイズといったバランスやクライアントの体格まで考慮し、時には数百パターンにも及ぶ組み合わせの中からその空間にぴったりの物を選ぶのです。

とは言え、、、

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小さな面で見る色は大きな立体になるとイメージがかなり変わるものなので、こんな長さ20cm 幅5cmにも満たない塗装カラーサンプルを見て出来上がりを想像しながら色を決めるのはなかなか勇気が要ります。

今回も、万一配送中にダメージがあった場合のことを考え、外箱から写真を撮りながら厳重な梱包を解いていき、取り出したチェアを窓辺の自然光で眺めてみて、、、イメージ通りで心からホッと胸を撫で下ろしました。

ちなみにこういったビスポークの家具ですが
色などの仕様を決定 ⇒ 価格の確定 ⇒ 正式オーダー ⇒ 前金の海外送金 ⇒ 先方の着金確認 ⇒ 製作 (通常8~12週間/ホリデーシーズンを挟むと更に数週間)⇒ 残金の海外送金 ⇒ 先方の着金確認 ⇒ 発送 (船便で通常6~12週間) ⇒ 入港・通関(1~2週間) ⇒ ご配送
という長い長い道のりとお首になります。

アトリエ ファヴォリでは日本ではあまり知られてなかったり、取り扱いショップのないヨーロッパの一流メーカーの家具や照明器具もご紹介、輸入販売致しております。
どうぞお気軽にご相談ください。

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Interior Life Style Tokyo 2016

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去る6月1日~3日、東京ビッグサイトにてインテリアや生活雑貨の見本市 「インテリア ライフスタイル 東京 2016」 が開催され、最終日の3日、駆け足で回って来ました。

現在進行中又はこれからのプロジェクトに使えそうな商材の情報収集の為、既にお取引のあるメーカーさんの新作を拝見したり、魅力的な商品を展示されているメーカーさんに詳しくお話を伺ったりカタログをお願いして参りました。

数百社に及ぶ展示ブースを回った中でも印象深かったのOch 。デザイナーのテイヤ・ブルーンさんとお会いし、楽しくお話を伺うことが出来ました。 テイヤさんは有名北欧ファブリックメーカーから数々のコレクションを発表されている一流テキスタイルデザイナーです。 スエーデンの美しい湖とそれを取り囲む森を見渡せるご自宅アトリエのお庭で大好きなガーデニングを楽しみ、自然との触れ合いを通して創作のインスピレーションを得るとのこと。 デジタルではなく、敢えて手描きにこだわり、水彩色の色の混ざり加減や優しいタッチを大切にしたいとおっしゃっていました。 会場で拝見したデザインは今回の展示会来場者の反応を見つつ、柄の大きさや組み合わせなどを今後再検討し商品化していくとのこと。 子供部屋に是非取り入れてみたい優しくチャーミングなデザインのファブリックと壁紙、完成が楽しみです。

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そしてもう一つ、個人的に “欲しい!” と思ったのが”Le Petit Dakar” の、アフリカはセネガルで作られているというこちらのチェア。

chairsキッチュでカラフルな色合い、丈夫で比較的軽量、座り心地もとても良く、お値段もお手頃。 好きな色で多色編みもお願いできるとの事。 ちょうどバルコニー用の家具をアレコレ探している私は早速オーダーしてしまいそうです。

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